Data Visualizationの方向性 ~ Silverlight2 新CTPのご紹介
Posted
2008/10/27 4:14
by
Tatsuya Yamada
先月の X-Dev でもお話しさせていただきましたが、今後の BI のキーワードはデータの視覚化 (Data Visualization) であり、それを実現するプラットフォームは WPF 、そして Silverlight2 ということになると思います。
先日の MIX essentials. Silverlight Day でも、 Silverlight をつかった BI ポータルの興味深いデモを通して、そのポテンシャルを垣間見た気がします。
Infragistics は Silverlight向けのCTPとして、Silverlight2 beta1 の頃からチャートとゲージを 公開してきましたが、今回 Silverlight2 正式版対応に伴い、新たなコントロールが加わりました
今回加わったコントロールは2つ、マップとタイムラインです。
マップでは、自在にズームやスクロールができる地図上に、データを関連づけて視覚化することができます。
サンプル事例 IG Election Center では、アメリカの州マップの上で過去の大統領選の結果をグラフィカルに表現しています。

全国拠点ごとの営業成績や状況表示に使ったり、エリアの選択用として使ったりと、BIポータルへの応用が自然にイメージしやすいコンポーネントだと思います。
ちなみにMapデータは標準フォーマットであるESRI社のShapeFile形式をサポートしているので、日本地図データも簡単に使えます。

(この Shape File データはESRIジャパン社のサイトからダウンロードできます)
もうひとつのタイムラインは、ひとつまたは複数のデータを時系列にマップするコントロールで、表示範囲を自由に移動・拡縮できるスライダーとセットになっています。

これも時系列だけではなく、線形のビジネス データを表現する手段としていろいろな応用が考えられそうですね。
もちろん、新顔コントロールだけではなく、チャートやゲージのアップデートや新サンプルも加わっています。
英語サイトですが、ここで実際に動かしたり、ソースのダウンロードもできるのでぜひお試しください!
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